活動&報告

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労福協第15回森づくり活動

第15回森づくり活動を2025年5月31日(土)に実施しました。今回は、労福協役員の他、経験問わず広く参加募集を行ったところ、今年も30名と多くの仲間が参加しました。開催日の天気予報は雨となっており、開催できるかどうか不安でしたが、活動当日の午前中は、なんとか曇り空で凌ぐことができ、無事に開催できました。

初参加のメンバー、女性参加者、経験豊富なベテラン参加者より各班を構成。協力団体であるホールアースから派遣いただいた5名の指導員により、時折強くなる風に注意しながら、そして怪我や事故防止に配慮しながら、丁寧な指導のもとに1本1本間伐作業を進めていきました。

活動開始前には、危険予測と気持ち合わせのためのミーティングをしっかりし、準備体操をした上で4班にわかれ森に入ります。
2013年11月より継続されている森づくり活動により、間伐作業の舞台となる森の整備は相当進んでいました。各班ごとに森の中を進んでいき、安全を確保できる距離を保ちながら作業する場所、そして伐倒する木を選定して作業を開始しました。傾斜の急な森の中、足元をしっかり確認して各班ごとに作業を進めます。まずは、指導員による作業手順をしっかりと全員で確認。木を倒す方向や、どの部分にどんな角度で切れ込みを入れるのかなど、参加者同士も声を掛け合いながら作業を進めていきました。細心の注意を払いながら、手持ちのノコギリで人力で作業を進めます。ベテラン参加者も指導員さながらのサポートを行い、未経験者も安心してノコギリで切り進めます。

そしていざ伐倒の時。各班参加者全員で声を出してロープをひっぱり、狙っている方向へ木を倒します。枝葉に引っかかり、思うように倒れてくれず長期戦となる場面もありましたが、力を合わせて1本の木を倒すという経験は、なかなか日常生活では味わえません。1本倒しては、みんなで木を運び、そして次のターゲットとなる木を伐り進める。協同協力作業を通じて、チームワークも良くなり、気持ちの良い汗を流すことができた1日となりました。

今回の間伐作業も怪我無く終えることができました。サポートいただいたホールアースの皆さん、毎回丁寧なご指導をいただき、ありがとうございます。森づくり活動も15回目を数え、燦燦と光が降り注ぎ下草の茂る場所も増えてきました。伐倒された木材は、ホールアースにより地元の方をはじめ、必要とされる方々へ活用されているようです。自分たちの手で森づくりを進めるという経験を味わうことができる機会は、そう多くはございません。この森づくり活動を通じて、自然環境の変化、そして環境保全について考える貴重な経験を、一人でも多くの方と共有したいものです。初めてという方もぜひ次の機会にはご参加ください。

最後に記念撮影です。私たちが森づくりを進める場所は、田貫湖畔から小田貫湿原(長者ヶ岳)へとつながる山道沿いで、入口にある「ろうきん森の学校」の看板が目印になっています。

何十年もかかって成長した木を伐採することは、よりよい木を育てる為、森の再生に向けて大切な作業です。日の光が十分に差し込み、下草の茂る明るい森になることを願い、最後に全員で集合写真を・・ 「はい、ポーズ!」